通信機器のない2週間の過ごし方

シェルターにはいると通信機器(携帯電話、パソコンなど)は使用できなくなります。
持っていても良いけど、施設に預けなければいけません。
通信機器を介して夫に身元がバレてしまうという万が一の事態を防ぐためです。
通信機器が原因で、夫に追われてしまう事例もあったようです。

当時仕事はしておらず
ネットに依存しがちというだけで通信機器が無くても支障はなかったので
デジタルデトックスになりそうだと前向きに考え受け入れました。

仕事上、携帯電話やパソコンが必要な方は
シェルターに入るのではく、母子生活支援施設(旧称:母子寮)にはいることを相談してみた方が良いと思います。
通信機器の使えない状況でどう過ごすのか、やって良かったことをご紹介します。

  • 本を読む
  • ビデオを見る
  • ノートに書く

テレビを見ずに本を読む

テレビをつけると聞こえてくるにぎやかな笑い声を辛く感じてしまったり
事件や事故のニュースを見ると
「なんで私じゃなくこの方が亡くなってしまうんだろう。」と
暗い気持ちになるので、テレビを見ることはやめました。

友人から借りていた本を持っていたので
ゆっくり読むことにしました。

夫といたころは、夫の前で読書ができませんでした。
それは、どんな本を読んでいるか知られたくなかったから。
「この本を読んでも活かされていない。バカなままだ!意味がない。」と
言われる事が想像できるので読むことができなかったんです。

当たり前ですが、
通信機器やテレビの無い環境での読書は内容が頭に入りやすく、はかどります。

私が読んだ本は
脳科学についてと心理学についての本でした。

イメージしたことが現実になる脳の仕組みや
完璧では無い自分も受け入れるという心理学の本。
書いてあることを実践してみようと
実験してみたことも今に活かされていることが多いです。

本は自分の読みたいものを読むことが大切ですが
前向きな内容だと気持ちを前向きにすることができます。
逆に暗い内容だと暗い気持ちに引っ張られてしまいます。

気持ちが弱っている時は、その時に遭遇した情報に左右されやすいので
自分にとって有益な情報を取り入れることをおすすめします。

ビデオを見る

シェルターには、ビデオとビデオデッキがありました。
年季がはいっており、見られないものがほとんどでしたが、
その中で見られたものは
「魔女の宅急便」と「カモメ食堂」です。

偶然見られたこの2つの作品でしたが
仕事をして人の役に立ちたいと前向きな気持ちになれました。

ネタバレになりそうですが、

  • 仕事を軌道に乗せるためには
    目の前にある試練から逃げずに立ち向かい乗り越えること。
  • 失敗から学ぶこと。
  • 目の前の1人との出会い、1人との繋がりを大切にしていると
    次第にたくさんの人が集まり、気が付けばお金も集まる結果になること。

仕事への姿勢について大切なことを学ぶことができました。
余計な情報や雑音の無い限られた状況の中では
1つの映画についてじっくり深く考えられることに気が付きました。

ノートに書く

夫の行動などを記録していた
見られては困るノートを何冊か持って来ていたので
そこに湧き上がる気持ちをたくさん書きました。

書いていると、自分の考えていることが見える状態になり
気持ちが整理できるようになりました。

気持ちが整理できたあとは、今後について書いていきました。

・もしあの時に死んでいたら、何をやり残したと思ったか。
・これから先好きな仕事ができるとしたら、何をやりたいか。
・これからどんな人生を送ることが自分の理想か。
・1年後はどうなっていたいか。
・まず何が決まると嬉しいか。

「こうなったら嬉しいけど、私にはどうせ無理だろう」とは考えず
「こうなったら良いな」を素直に書き綴りました。

最初は漠然とした考えから徐々に細かく、
いつシェルターを出て、まず何を決めるか。

そうなることが決まっているかのように
計画を立てていきました。
「絶対そうなる」と楽しみながら書いていました。

・人のためになる仕事をする
・行きたいところに行く
・やりたいことをやる
・子供と笑顔で過ごす
・2回目の調停で離婚が成立する
・保育ありの仕事に一発で受かる
・すぐにマンションに引っ越す

余りにも漠然としているものなど
その通りになっていませんが、

・保育ありの仕事に一発で受かる
・すぐにマンションに引っ越す

1番必要だと感じたことはその通りになっています。

頭の中でその状況を思い描き
そうなっている気分に浸ることがおすすめです。

書いている時は、そうなると強く考えますが
書いたあとは内容に執着せず、忘れるくらいでいると
気がつけば、その通りになっていることが多くあります。

もし、何ひとつその通りにならなかったとしても
自分がやりたいことを考えていく内に
自分と向き合い、自分を知ることに繋がり
楽しくなってくるので、ノートに書く事はおすすめです。

こんな風に通信機器の使えない今の状況を活かす事を心がけ
自分と向き合い、充実感を抱きながら過ごしていました。

これからは、通信機器のない生活を送る事は無いと思うので
とても貴重な日々だったと今では感じています。

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